売却後も自宅に住める?リース…

2021/12/04

売却後も自宅に住める?リースバックの仕組みとメリット・デメリット②

売却後も自宅に住める?リースバックの仕組みとメリット・デメリット②

【自宅をリースバックに出すデメリットとリバースモーゲージとの違い】

最後に自宅をリースバックに出すデメリットと、リバースモーゲージとの違いを見ていきます。

●買取金額が安くなる

デメリットとしてまず挙げられるのが、買取金額が安くなるという点です。

買主が業者になるため、一般的に買取金額は相場より割安になります。

立地や築年数、自宅の状態などによって変動しますが、相場より安い金額で取引されることが多いです。

そのため希望金額を下回ってしまうこともあります。

仲介なら相場と変わらない金額で売れる可能性が高いですが、リースバックの場合は割安になることを理解しておきましょう。

一般的には相場の70%から80%ほどの金額で買取されるので、目安として覚えておいてください。

●家賃(リース料)を支払い続ける必要がある

家賃を支払い続ける必要があるのも、デメリットのひとつです。

先述でもご紹介しましたが、売却後は賃借人として住むことになるため、リース料として家賃を支払う必要があります。

また家賃は周辺相場を考慮されるのではなく、専門業者の利回りをベースに決定します。

そのため築年数や間取りなどが同じであっても、高い家賃を支払うことになるかもしれません。

売却後も済み続けられるのは大きなメリットですが、家賃が割高になるのがデメリットです。

●住めるのは一賃貸借契約期間のみになる

住めるのは賃貸借契約期間のみになるのも、デメリットのひとつです。

専門業者は自宅を買取したあと、元の所有者へ賃貸し、賃貸約契約が終了した場合は転売します。但し業者によっては転売による利益(売却益)が出た場合、一定の割合で、元の所有者に利益(転売益)をキャッシュバックすることもあります。

そのため永久に住めるわけではないという点を理解しておきましょう。

ある日突然退去を求められると困ってしまうので、賃貸借契約を締結する際、どのような契約になっているかを確認なさってください。

定期借家契約になっている場合、あらかじめ住める期間が決まっている契約になり、更新は基本的にできないので注意しましょう。

【リバースモーゲージとの違いは?】

リースバックと混在しやすいサービスで、リバースモーゲージというものがあります。

リバースモーゲージの仕組みは自宅を売却するのではなく、家を担保にして銀行などから融資を受けるサービスです。

所有権はそのままの状態で利息だけを支払い、所有者が亡くなったあとに自宅を売却し、残債を一括返済します。

ただし住宅ローンの残債があると利用できなかったり、資金の用途や年齢に制限があったりするので、その点を考えるとリースバックのほうが利用しやすいかもしれません。

【まとめ】

この記事では自宅に住み続けたい方や、まとまった資金がほしい方に向け、自宅におけるリースバックの仕組みや、メリット・デメリットをお伝えしました。

リースバックは、自宅に住み続けながらまとまった資金がほしい方にピッタリの方法です。

ただしデメリットもあるので、仕組みや特徴を理解していただき、本当に適した売却方法なのかを見極めてください。

最新の投稿

アーカイブ

無料査定で売却価格を今すぐチェック!

45秒で簡単入力