2022/01/22
オープンハウスの売却効果とは?目的やメリット・デメリットは?②
●オープンハウスのデメリット
①不特定多数の人が見学に訪れる
オープンハウスのデメリットとして、売主が不安を感じる点として不特定多数の人が内覧できることが挙げられます。
集客率や成約率が上がる反面、購入の意思がない人でも気軽に見学できるため、いわゆる冷やかし客の来場も覚悟しておく必要があります。
②来場者が多いと落ち着いて内覧できない
オープンハウスは予約なしで見学できるのがメリットですが、内覧者が同じ時間帯に集中してしまうと落ち着いて見学できない可能性もあります。
不動産会社の担当者に質問があっても、ほかの来場者に対応していれば質問の機会を逸してしまうこともあるでしょう。
③近隣の人に物件売却が知られてしまう
一戸建てやマンションを売却するとき、さまざまな事情によって近隣の人に知られたくない方もいるでしょう。
オープンハウスはより多くの人に知ってもらうことを目的とした販売方法のため、こうした事情のある方にとっては大きなデメリットとなります。
【一戸建てやマンション売却時に効果的!?オープンハウス成功のポイント】
オープンハウスは仲介を請け負う不動産会社が主導しておこなわれますが、売主としても成功のために押さえておきたいポイントがあります。
以下のようなポイントをしっかりクリアすることで、オープンハウスの売却効果をさらにアップできますよ。
ポイント①開催のタイミングを考える
早期の売却をめざしてオープンハウスをおこなうなら、一戸建てやマンションの売却開始後、できるだけ早いタイミングで実施することが大切です。
またオープンハウスの開催日は、多くの人が足を運びやすい週末や祝日に設定するのがおすすめでしょう。
不特定多数の内覧者が予想されるため、もしも可能であれば売却開始前に引っ越しを済ませ、空き家、空き部屋にしておくとさらに安心です。
ポイント②水回りの掃除を徹底する
オープンハウスを内覧する際、購入を希望する人はすみずみまで確認したいものです。
とくに女性は水回りが気になるため、念入りに掃除しておくよう心がけましょう。
場合によってはハウスクローニングを依頼して、清潔度をアップしておくとさらに効果的です。
ポイント③部屋のにおいにも注意する
慣れ親しんだ自宅のにおいは気づきにくいものですが、見学に訪れた人たちは部屋のにおいにはとくに敏感です。
オープンハウス開催前から換気し、部屋の空気がこもってにおいが気にならないよう対処しましょう。
とくにペットを飼っていたり家族に喫煙者がいたりする場合は、消臭スプレーや空気清浄機なども活用すると良いでしょう。
ポイント④生活感をできるだけ排除する
空き家や空き部屋にしてからオープンハウスを開催する場合は問題ありませんが、引っ越し前だったり家具などを残したままにしたりしていると部屋が狭く感じられます。
部屋の雰囲気がわかる程度の装飾品は効果的ですが、生活感が漂う家具など不用なものは処分しておきましょう。
ポイント⑤近隣の方へ配慮する
オープンハウスの開催日は近隣の行事に重ならないよう設定するなど、ご近所への気遣いも欠かせません。
また顔見知りの人がオープンハウスに訪れることもあるので、見られたくないものはないか確認しておきましょう。
不特定多数の人が訪れる可能性があるので、可能であれば両隣やお向かいさんなどにオープンハウスの開催と日時をお知らせしておくと安心です。
【まとめ】
今回は、一戸建てやマンションの効果的な販売活動のひとつである、オープンハウスをピックアップしてご紹介しました。
オープンハウスは通常の内覧よりも気軽に見学できるため、集客効果が高く早期の売却に役立ちます。
もしも売却時にオープンハウスを実施する場合は、水回りの掃除や近隣への配慮など、売主として気を付けるべきポイントもしっかり押さえて、ぜひその効果を実感してみてくださいね。