2022/01/25
家の基礎にひび割れ・亀裂が起こる原因とは?売却価格への影響や売却方法も解説①
家の基礎にひび割れ・亀裂が起こる原因とは?売却価格への影響や売却方法も解説
マイホームを売却する際に確認しておきたいポイントとして、基礎のひび割れ・亀裂があります。
今回は家の売却に際し、価格に影響するひび割れ・亀裂はどんなものなのか、そもそもひび割れ・亀裂が起こる原因とはどんなものなのかを解説します。
また基礎にひび割れ・亀裂がある家をスムーズに売却する方法もご提案していますので、家の売却をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
【家を売却するとき基礎にひび割れ・亀裂があると価格はどうなる?】
大切なマイホームを売却するなら、できるだけ価格を落としたくないですよね。
そこで気になるポイントのひとつとして、家の基礎に起こるひび割れ・亀裂があります。
家の基礎にひび割れ・亀裂があると売却価格にどのような影響があるのでしょうか?
ここでは品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)のレベルに沿って、ひび割れ・亀裂の大きさによる売却価格への影響をまとめてみます。
●レベル1:家の基礎に幅0.3mm未満のひび割れ・亀裂がある場合
基礎のひび割れ・亀裂の幅が0.3mm未満なら、売却価格にとくに影響はありません。
そもそもコンクリートの性質上、完全にひび割れ・亀裂を防ぐのは困難です。
そのため別名「ヘアークラック」と呼ばれる、髪の毛ほどのわずかなひび割れ・亀裂は売却価格に影響するほどの問題となりません。
コンクリートの表面をモルタルで仕上げている場合は、コンクリートではなくモルタルだけにひび割れ・亀裂が入っているという場合もあります。
●レベル2:家の基礎に幅0.3mm以上0.5mm未満のひび割れ・亀裂がある場合
家の基礎に入っているひび割れ・亀裂が0.3mm以上0.5mm未満の場合は、詳細な検査が必要とされ、検査の結果によっては売却価格に影響することがあります。
幅0.5mm未満であっても深さが20mm以上でさび汁をともなう場合は、その旨を告知して売却する義務があります。
●レベル3:家の基礎に幅0.5mm以上のひび割れ・亀裂がある場合
家の売却価格に影響するものとして要注意なのが、幅0.5mm以上のひび割れ・亀裂です。
基礎のひび割れ・亀裂が幅0.5mm以上の場合は売却の際、後々のトラブル防止のため物件状況報告書で買主に告知しなければなりません。
そのため売却価格に影響を与える可能性があります。
家の基礎に入ったひび割れ・亀裂が幅0.5mm以上か否かは、0.5mmのシャープペンシルの替え芯を当ててみると簡単に判定できます。
ひび割れ・亀裂の計測定規(クラックスケール)もホームセンターなどで取り扱っており、500円程度で手に入るので気になる方は活用してみてください。