売却におけるインスペクション…

2022/02/27

売却におけるインスペクションとは?

売却におけるインスペクションとは?

売却におけるインスペクションとは?

 

不動産の売却において、インスペクションは思わぬトラブルを防ぐ有効な役割として注目されています。

国はインスペクションを中古住宅市場に浸透させる取り組みを実施していて、今後不動産取引において、より重要視されると言われています。

これから売却を検討している方は、インスペクションの目的や費用相場を押さえておきましょう。

インスペクションとはどのようなものか、ぜひ理解を深めてください。

【売却におけるインスペクションとは?目的と検査箇所を解説】

インスペクションとは、建物の劣化や欠陥の状況を検査する不動産調査のことをいいます。

「建物診断」「建物状況調査」とも呼ばれ、国土交通省に登録している既存住宅状況調査技術者講習を修了した建築士がおこないます。

インスペクションとは建物の健康診断とご理解いただくとわかりやすいでしょう。

一般的に中古住宅の売却の際に、売主が依頼してインスペクションが実施されることが多いです。

中古住宅の価格は素人にはわかりにくく妥当であるかどうか判断しがたいため、第三者によって価格の基準を設けることが目的です。

【インスペクションの検査箇所とは】

インスペクションとは居住空間の安全性を確認することが目的であるため、主に土台や柱、屋根などの構造主要部を検査します。

雨漏りを引き起こす外壁や軒下、バルコニーも検査対象です。

具体的には、コンクリートの劣化や鉄筋のサビの有無、床の傾斜の有無、著しいひび割れの有無など構造に問題がないかを確認します。

建物にすでに瑕疵がある場合はその原因となる箇所の発見や、リフォームがおこなわれている場合は性能が保持されているかも調査対象に含まれます。

また、建物の構造以外にも排水管や換気設備を検査して、給水機能や空気の循環機能に関する確認もおこないます。

検査方法は、主に目視でおこなわれ、必要に応じて距離計や水平器などの計測機器を用いて計測されます。

【インスペクションの説明が義務化】

まだインスペクションの認知は低い現状ですが、中古住宅市場を活性化させる動きとともに、インスペクションに対する注目は高まっています。

他国を例に挙げると、アメリカでは中古住宅市場は活発であり、インスペクションは市場にすでに浸透しています。

日本でも2018年の4月に宅地建物取引業法の改正がおこなわれ、インスペクションの説明が義務化されました。

国の取り組みとしてインスペクションの普及が始まったことを皮切りに、インスペクションをおこなう不動産業者が増加しています。

インスペクションを実施する専門技術者の認証制度の立ち上げが進められたり、国土交通省よりインスペクションのガイドラインが発表されたり、普及は加速しています。

中古住宅の売買で、インスペクションをおこなうことが当たり前になる日は遠くないでしょう。

次回はインスペクションのメリット・デメリットについてお話ししたいと思います。

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