2022/03/07
傾いた家は売却できる?価格の相場や売却方法②
【傾いた家の売却方法について】
傾いた家を売却するには、「現状のまま売却」「修理して売却」「業者へ買取依頼」の3つの方法が挙げられます。
売却方法について具体的にご説明しますので、ご自身の希望に合う方法を検討してみてください。
●現状のまま売却する
まずは、傾いた家をそのまま売却する方法です。
初期費用や手間がかからないので、手軽におこなえます。
ただし注意点として、家が傾いている現状を買い手に細かく伝えなくてはなりません。
家の傾き具合を正確に契約書に記載しないと、のちに契約不適合責任が問われることがあることを理解しておきましょう。
「傾いている場所」「どのくらい傾いているか」の情報を具体的に提示して、瑕疵に関するトラブルを防ぎましょう。
また、傾いたまま売却する方法は、購入者が限定され売れにくいことや修繕費を見込んだ売却価格になるデメリットがあります。
●修理して売却する
次に、家を修理してから売却する方法をご紹介します。
傾きを修理して完全な状態にすることで、大きく価格が下がることなく周辺相場の金額で売却できます。
傾いたまま売却する場合は、修繕費に加えて手間もかかるため、さらに売却価格が下がることが懸念されますが、売却前に修理することで出費は修繕費だけで済みます。
中古物件を売却する際は、過去の修繕履歴を提示する義務があるので、買主には傾きの修繕をおこなった経緯を伝えましょう。
注意点として、修理して売却する方法は修繕費を自己資金で賄うことが必要な点と、築年数が経っている場合は修繕費が売却価格を上回る可能性がある点が挙げられます。
立地や面積など他の条件を加味して、どの程度で売れるか想定して修繕することがおすすめです。
●業者に買取を依頼する
最後に、傾いた家をそのまま売却する方法をご紹介します。
傾いた家を修繕することなくそのまま売却したいけれど、買主がなかなか見つからない場合は不動産買取業者への売却がおすすめです。
買取業者であれば、一般的には好まれにくい瑕疵物件や築年数が経っている物件でも取引しやすいです。
駅に近いなど立地条件が良いと、傾いた家であっても高い価格で取引が成立する可能性があります。
また、業者への買取であれば買主を探す時間がかからないため、売却を決断してから現金化までスムーズにおこなえるメリットがあります。
早く手放してまとまったお金を手に入れたい方におすすめです。
【まとめ】
この記事では、傾いた家の売却方法や売却価格の相場について解説しました。
家が傾いているからといって、売却を諦める必要はありません。
傾いた家を判断する基準があるので、ご自身の家を市場に出したときにどの程度の瑕疵と判断されるか確認してみるとよいでしょう。
最前の売却方法を検討してみてください。