2022/04/11
住みながら家を売却するメリット・デメリットと成功のコツをご紹介①
住みながら家を売却するメリット・デメリットと成功のコツをご紹介
家を売る方法として、住みながら売却活動をおこなう方法があります。
内見やスケジュール管理など、手間がかかるデメリットがある反面、効率良く現住居を手放せて、コストが最小限で済ませられるメリットがあります。
売主としてどのような点において注意が必要か認識し、成功させるためのコツを理解しておきましょう。
【住みながら家を売却するメリットについて】
まずは、住みながら家を売却するメリットについて解説します。
●住みながら売却するメリット①コストを最小限に抑えることができる
住みながら家を売却することは、「売り先行」と呼ばれ、コストが抑えられるメリットがあります。
新居を先に購入する「買い先行」の場合は、新居と現在お住まいの家のローンが二重でかかります。
住みながら売却することで、ダブルで住宅費用がかかるのを防げることや、売却金額を新居の購入に充てられるメリットが生まれ、ゆとりをもった資金計画が立てられます。
新居を購入してから現住居の売却活動をおこなうと、「いつ買い手がつくか」「いくらで売却できるか」など精神的負担を感じるデメリットがあります。
家に住みながら売却することで金銭面に余裕ができ、安心して家の住み替えがおこなえるのです。
●住みながら売却するメリット②売却に時間をかけられる
家に住みながら売却すると、ご自身のタイミングで新居に引っ越せるので、売却に時間をかけることができます。
新居を先に購入していると「売却資金を早く手に入れたい」といった理由で、売却の交渉で妥協してしまうことも考えられます。
焦って売却すると大幅な値引きをしてしまうなど、のちに後悔することも少なくありません。
住みながらの売却活動であれば、購入資金を得るために急いで売却する必要がなく、希望に沿った金額で取引できる購入者をじっくり探すことが可能です。
●住みながら売却するメリット③内見時に生活イメージを掴んでもらいやすい
住宅を購入する立場で考えると、家具や家電製品のような生活必需品が実際に置いてあると、その家で生活するイメージが湧きやすくなります。
購入後の暮らしを想像し、家具をどのように配置するか、生活動線はどうなるかなどイメージがつきやすいことは購入意欲に繋がります。
家具や照明がない状態での販売は家が殺風景に見られ、好印象を与えることが難しくなるかもしれません。
モデルルームや住宅展示場でも、家具や小物を配置して暮らしを再現しているように、購入者に実際の住環境を想像してもらうことは売却活動において重要です。
住みながら家を売却する場合、売主と買主が顔を合わせるケースが一般的です。
買主にとっては、これまで暮らしていた方を知ることや、住宅環境についてさまざまな話を聞けることはメリットです。
売主にとっても、引っ越しのコストを抑えることができます。
住みながらの売却は、買主と売主双方にメリットがある方法といえますね。
住みながら家を売却することで、売主と買主の双方にメリットがある一方で、デメリットもあります。
次回はデメリットについてお話します。