2022/04/14
住みながら売却するデメリットと売却を成功させるコツ
住みながら売却するデメリットと売却を成功させるコツ
●住みながら売却するデメリット①プライバシーの確保が難しい
購入希望者が内見する場合、実際に住んでいる家に招き入れることになるので、プライバシーを守ることが難しい点がデメリットに挙げられます。
リビングや寝室、お風呂やトイレなどの住宅設備を、ある程度購入希望者に見せなければなりません。
人によっては昼と夜の雰囲気を確認したい場合があるので、プライバシーを確保する困難さを感じるでしょう。
また、第三者に住宅の内部を公開することは、防犯の観点においても不安に感じる方もいらっしゃいます。
個人情報が記されている書類などは見えない場所に片付けておくなど、対策が必要です。
●住みながら売却するデメリット②日程調整しなくてはならない
家に住みながら売却する場合、日常生活を送りながら内見の日程調整をしなくてはならない点もデメリットに挙げられます。
前もって内見希望の連絡を受けることもありますが、急遽「今から伺いたい」と問い合わせが入ることも想定しておかなくてはなりません。
もちろん断ることはできますが、何度も日程調整して都合が合わないと印象が悪くなり機会損失になることも考えられます。
内見は休日におこなわれることが多いので、ご自身やご家族の予定やお仕事が制限されることを少なからず覚悟しておきましょう。
空き家の売却であれば、内見の段取りは不動産仲介会社にお願いできますが、家に住みながら売却する場合は、ご自身もスケジュール調整しなければならないデメリットがあります。
●住みながら売却するデメリット③生活感が出てしまう
住みながら家を売却する際に、家具や生活用品が配置されていることで生活イメージがつきやすいことをメリットに挙げました。
しかしながら、生活感が出すぎるとマイナスの印象を与えてしまうデメリットがあります。
購入者は理想を持って家探しをしています。
内見したときに、洗い物や洗濯物などが目に入ると、他の部分が良くても全体的な印象を下げてしまうかもしれません。
また家の雰囲気が購入者が望んでいるイメージとかけ離れていると、家具や小物が置いてあることが逆効果になり、購入意欲が削がれる恐れがあります。
お子さまがいらっしゃるご家庭は学用品の整理整頓が難しいご事情があるかもしれませんが、おもちゃや運動靴などが乱雑に管理されていると良い印象は持たれづらくなります。
いつ内見の予定が入っても対応できるように、売却活動中は清潔感を保ち、整っている状態をキープしておきましょう。
【家に住みながら売却を成功させるコツや方法について】
住みながら家を売却する際に、成功させるコツや具体的な方法について解説します。
内見者に良い印象を持ってもらい、早期に契約まで至れるよう入念に準備しましょう。
●売却を成功させるコツ①スケジュール調整を怠らない
家を成約してもらうには、質の良い内見が必須です。
いかに内見で良い印象をもってもらうかを心がけましょう。
そのためには内見のスケジュール調整も、できるだけ相手の希望に沿うことが求められます。
購入希望者の問い合わせが入った際には、可能な限り希望の日程で内見を実施できるようスケジュール調整をおこなうと印象が良くなります。
平日は仕事があるため、土日に内見を希望される方が多いので、休みの日も内見の対応ができるように予定を空けておくとよいでしょう。
また、売却を成功させるコツは内見の数を増やすことも挙げられます。
1日に数件の内見予定を組むなど、工夫しておこないましょう。
売却期間中は内見を優先した生活をすることが、早く売却を成功させるコツです。
●売却を成功させるコツ②新居探しを同時進行する
家の売却活動を始めたら、同時に新居を探し始めることもコツです。
売却がスムーズに決まれば、今お住まいの家を購入者に引き渡さなくてはならず、それまでに新居に入居できないと、仮住まいの家を手配しなければいけません。
新居を決めるのに時間がかかればかかるほど、費用がかさみます。
ただし焦って希望に沿わない家を契約してしまっては元も子もありません。
売却を決意した時点で新居探しをはじめて、引き渡しと同時期に移り住むことが理想的です。
●売却を成功させるコツ③内見の案内を滞りなくおこなう
内見当日の案内を滞りなくおこなえるよう、抜かりなく準備しましょう。
事前に内見される人数を把握してスリッパを用意しておく、電気をすべて付けておく、部屋を喚起してにおい対策をするなど、気持ちよく過ごせるように準備を徹底しましょう。
【まとめ】
家に住みながら売却する方法は、資金計画や売却の時間に余裕が生まれるメリットがあります。
ただし、売却期間中はスケジュールが制限されることや、家をきれいに保たなければならないデメリットがあるので双方の特徴を理解しておきましょう。
成功させるためのコツを掴み、納得のいく売却を成功させましょう。