2022/04/18
家の売却手法のホームステージングとは？メリットや費用相場を解説①
家の売却手法のホームステージングとは？メリットや費用相場を解説
家の売却をスムーズかつ有利におこなうために、ホームステージングが近年注目されています。
ホームステージングとはアメリカで始まった売却の施策で、中古物件の魅力を高めて販売する方法です。
そこで今回は家の売却をお考えの方に向けて、ホームステージングのメリット・デメリットや費用相場について、ご紹介します。
【家の売却手法のホームステージングとは？考え方や目的について】
●ホームステージングとは？
ホームステージングとは、売却する家をモデルルームのように演出し、イメージアップをして販売する方法です。
ステージとは「演出」という意味があることから、ホームステージングと呼ばれています。
プロのコーディネーターが家具や小物を選び、理想的な空間演出をおこないます。
ホームステージングを専門におこなう資格保有者を、ホームステージャーと呼びます。
家具や小物がまったくない状態だと内装が物寂しく、家での暮らしが想像できません。
売り手によって生活雑貨を配置することも可能ですが、家のような大空間をセンスよく、かつ統一感を持たせてコーディネートすることは素人には難しい作業です。
カーテンの素材やカラーひとつとっても与える印象が変わります。
濃い色合いで重厚なカーテンは高級感を演出し、軽やかで淡い色合いのカーテンは部屋を開放的に見せるのに適しています。
ホームステージングを施しインテリアにさまざまな工夫を凝らすことで、部屋を広く明るく見せ、長所を前面に出し短所を補うことができます。
また、建物の間取りや採光の状況に合わせて建物のイメージに沿ったインテリアコーディネートをおこなうことにより、買い手に魅力的な生活イメージを持たせ購買意欲に繋げます。
●ホームステージングの目的
ホームステージングは内覧者へのアピールや、物件写真の撮影用に効果的に用いられます。
売り手が暮らしているそのままの室内写真を広告用に使うより、専門知識を持ったコーディネーターが手をかけた宣材写真のほうが効果的です。
ホームステージングは、売却期間中のみインテリアをレンタルすることも可能なので、ご自身の理想にあったサービスを選びましょう。
ホームステージングの目的とは、買い手に好印象を与え、集客率を高めて早期売却することです。
中古物件をできるだけ早く、高く売却したい方にとっては、高い効果が期待できる売却施策です。
中古物件市場が盛んなアメリカでは珍しいことではなく、日本でも知名度をあげている不動産業界のサービスのひとつです。
ホームステージングは空き家に対してはもちろん、居住中の家に対しても利用できます。
居住中は、ホームステージャーの助言に従って家具の配置を変えたり、新しくインテリアを導入したりして、より理想的な住まいの演出をおこないます。
次回はホームステージングの費用とメリットやデメリットについてお話しします。
