2022/06/09
太陽光発電がある家の売却は?方法や手続きについて解説
太陽光発電がある家の売却は有利なの?方法や手続きについて解説
太陽光発電付きの家は、節電や売電による収入・災害時に役立つなどのメリットがたくさんあり、高性能住宅として人気があります。
高性能なだけに、太陽光発電がある家の売却を検討している方は、通常の売却より有利なのか気になるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、太陽光発電付きの家は売却するのに有利なのか、また売却方法や手続きについても解説します。
【太陽光発電がある家の売却方法について】
太陽光発電は設置することによって電気代の節約になり、また売電による収入があるなどのメリットがたくさんあり、設置している方は少なくないでしょう。
しかし、太陽光発電が付いている家を売却することになった場合には、どのような方法で売却をおこなえば良いのでしょうか?
まず、太陽光発電が付いている家を売却する方法について解説します。
●売却方法①そのまま売却をおこなう
太陽光発電とは、屋根の太陽光パネルに太陽光を集めて、太陽電池により直接電気に変換する発電方法です。
太陽光発電が設置されていることによって、電気代の節約ができて、売電によって毎月の収入が得られるなどの特徴があります。
そのため、売却する家に太陽光発電が付いていると、買主にとってメリットを感じられることが多いでしょう。
さらに、売主にとっても移設費用や解体費用がかからないことはメリットといえます。
このことから、太陽光発電が付いたままの状態で売却することが、もっとも良い方法です。
また、太陽光発電が付いている家の売却には、売電契約の名義変更などの手続きが必要なので、把握しておきましょう。
●売却方法②設備を処分する
太陽光発電は、買主からするとメリットになる点が多くありますが、これは設置から10年未満の場合になります。
それは、太陽光発電のメーカー保証期間がだいたい10年であるからです。
設置してから10年を経過している場合は、定期的にメンテナンス費用がかかるので、買主によって太陽光発電は不要と思われる可能性があります。
そのため、設置してから年数が経過している場合は、設備自体を処分してから売却したほうが、買主が見つかる可能性が高くなるかもしれません。
しかし、メンテナンス費用がかかったとしても、太陽光発電があったほうが良いと考える買主もいるでしょう。
このようにさまざまなニーズがあるため、処分するかどうかは不動産会社と相談することをおすすめします。
●売却方法③新居に移設する
太陽光パネルには、屋根と一体化しているタイプと一体化していないタイプがあります。
屋根と一体化していないタイプの場合は、太陽光パネルの取り外しが可能なので、もし新居でも使用したいと思った場合には、新居に太陽光パネルを移設する方法もあります。
しかし、移設する場合には100万円ほどの費用がかかり、新居の状態によっては、取り付けられたとしても発電が効率的におこなわれる保障はありません。
さらに、太陽光発電を設置して数年の場合は、まだ保証期間が残っていることになりますが、移設した場合には保証対象から外れてしまいます。
移設する場合は、このようなデメリットがあるので、慎重に判断することが必要です。