2022/06/24
不動産の売却が長引く原因とは?
不動産の売却が長引く原因とは?
不動産の売却期間は、今後のライフプランや資金繰りに関わってくるので長期に及ぶことが心配な方も多いでしょう。
出来るだけスムーズに売却をおこなうために、売却が長引く原因を把握しておくと安心です。
また、売却が長引くとさまざまなデメリットが生じます。
売却が長引いている場合の対処法についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【不動産の売却が長引く原因について】
不動産の売却期間の平均は、3〜6か月くらいとされています。
平均以上の売却期間がかかる原因は、以下のようなことが考えられます。
●売却が長引く原因①土地の形状や立地
土地の形状が旗竿地や三角地など特殊な場合は、需要が少なく売却が長引く原因になります。
また、農地や市街化調整区域、再建築不可の不動産など、土地に制限がある場合も購入後の利用方法が限られるため売れにくいでしょう。
不動産が地方や田舎にある場合や、交通面や買い物をするのに不便な場合もなかなか買い手が見つからない傾向があります。
不動産の周辺に歓楽施設や工場のような大規模な施設がないかも影響します。
「治安が悪そう」「騒音や異臭の影響があるかもしれない」など、敬遠されてしまうことがあるからです。
ファミリー向けの不動産の売却は、近くに学校や子ども向けの施設が充実しているかどうかも重要な点です。
お子さまが遊べる公園や教育環境の充実は不動産購入の条件になるので、確認しましょう。
●売却が長引く原因②土地の境界線が明確でない
不動産を売却する際は、土地の境界線を明確にしておきましょう。
隣接する土地との境界線が曖昧だと正確な土地の情報を判断しにくいため、購入希望者は不安を感じ、購入に至らない場合があります。
境界線をめぐり隣家とのトラブルに発展することもあるため、土地の境界線は共通認識として明確にしておくことが売却の前提です。
不動産の土地を管轄している法務局で測量図を確認することで、正式な土地の境目がわかります。
測量図がない場合は、土地家屋調査士に依頼して作成してもらいましょう。
ただし、売却に向けて新たに測量図を作成する場合は、用意するために3〜4か月かかることと、30〜80万円ほどの費用が必要な点には注意しましょう。
売却時期にあわせて準備しておくことが大切です。
●売却が長引く原因③競合が多い
周辺に競合が多いエリアは、環境や立地条件がより良い不動産に購入希望者が集まってしまっているかもしれません。
競合が同じような条件の物件を安く販売している場合、売却が長引く原因になります。
特にマンションの場合は、価格の比較が簡単なので他の物件より割高に感じる場合は時間がかかったり、問い合わせがない場合もあります。売却エリアの相場も把握しておくことも必要です。