2022/07/21
ペットを飼っていた家を高く売却するための対策とコツについて
【ペットを飼っていた家を高く売却するための対策とコツについて】
ペットを飼っていたとしても、家の状態が良ければ高く売れるので売却前に対策を講じましょう。
ペット可のマンションやペット共生型を売りにしている物件であれば、新しい入居者がペットの飼育に理解がある可能性が高く、価格が下がりにくい傾向があります。
どのような対策を施すかは、家の条件によって判断しましょう。
●ペットを飼っていた家を高く売却するための対策
①消臭する
売却を考え始めたら早い段階で、動物のにおいを消すスプレーや消臭効果がある薬剤で定期的に掃除することを心がけましょう。
日頃から空気清浄機を取り入れて、常時稼働させておくと効果的です。
においはファブリック素材に定着しやすいので、カーテンやクッション、シーツ、ラグを定期的に洗濯することで部屋全体ににおいが広がることを防ぎます。
●ペットを飼っていた家を高く売却するための対策
②修繕する
床や壁の表面にできた傷や剥がれは、ホームセンターなどで購入できるテープや接着剤を使用して直しておきましょう。
フローリングに合わせて、種類が豊富にあるのでご自宅に合った商材を選びましょう。
障子や襖が破れていると印象が良くないので、張り替えておくことがおすすめです。
このような補修をおこなうことで、内覧時の印象を良くすることができ、高く売却することに繋がります。
それほど費用をかけずに室内をきれいに見せることができるので、費用対効果が高い対策です。
●ペットを飼っていた家を高く売却するための対策
③ノミ・ダニ対策をする
ノミやダニの対策は、まずペットに害虫がついていないかを確認することがポイントです。
ペットにノミやダニが付いていると、室内をきれいにしてもまた広がってしまいます。
室内の対策としては、ファブリック素材に対してはスプレータイプ、畳やカーペットにはエアゾールタイプの駆除剤が効果を発揮します。
数週間あけて何回かおこなうと効き目があります。
【ペットを飼っていた家をスムーズに売却するための方法について】
ペットを飼っていた家をスムーズに売却するために、事前にできることや購入希望者の探し方についてポイントを解説します。
売却期間は短くスムーズであるほど売主の負担が少ないので、ぜひご参考ください。
●スムーズに売却する方法
①ペット飼育の有無を伝える
マイナスイメージになることを恐れて、ペットを飼育していたことを隠すことはやめましょう。
買主に知らせずに成約して後から事実が明らかになった場合、最悪のケースは損害賠償責任を問われる可能性があります。
不動産取引をおこなう際、売主と買主は信頼関係が大切です。
買主の信頼を裏切らないように、ありのままの事実を伝えましょう。
●スムーズに売却する方法
②内覧当日はペットを外に出す
内覧時はペットホテルや預け先を探して、ペットがいない状態で対応することをおすすめします。
家族や知人でペットを散歩に連れていける人がいれば、お願いするのもよいでしょう。
ペットを家の外に出しておくことでにおいが軽減することや、慣れない環境でペットが興奮して吠えたり騒いだりすることを防げるというメリットがあります。
ペットが外出しているほうが落ち着いてスムーズに内覧者の対応ができるので、印象をより良くすることができます。
また、内覧者のなかには動物やハウスダストのアレルギーをお持ちの方もいらっしゃる可能性があるので、ペットと接触させない配慮は大切です。
●スムーズに売却する方法
③ペットを飼っている方に売却する
最後に、購入希望者の探し方についてのポイントです。
購入希望者がペットを飼っていると、売主側にとってのメリットが多くあります。
ペットを飼ったことがない方だと、物件の状態が良くてもペットがいたという先入観により敬遠されることがあります。
しかし、ペットを飼っていて動物の習性を理解している方だと、抵抗なく受け入れてくれる可能性があります。
また、購入希望者が該当の家でペットを飼う予定であれば、散歩コースや動物病院などペットとの生活に役立つ情報を共有することで、ペットを飼いやすい住環境をアピールできます。
【まとめ】
ペットを飼っていた家を売却する際、傷やにおいが査定の減額対象になることがあります。
ペットを飼っている方にとっては慣れていて気付かない場合があるので、動物に馴染みがない方に確認してもらうことも良い方法です。
出来るだけ高く・スムーズに売却できるように対策をおこないましょう。