瑕疵物件をできるだけ高く売却…

2022/08/21

瑕疵物件をできるだけ高く売却する方法について

瑕疵物件をできるだけ高く売却する方法について

【瑕疵物件をできるだけ高く売却する方法について】

瑕疵物件は、物件自体に瑕疵があるケースや、周辺環境に問題がある場合など理由はさまざまです。

瑕疵によって売却価格の下げ幅は異なりますが、市場価格より安い金額での取引になることは共通しています。

そこで、瑕疵物件をできるだけ高く売却する方法についてご紹介します。

●瑕疵物件を高く売却する方法①瑕疵を解消する

まずシンプルな方法として、売却価格が下がる原因となる瑕疵を無くす方法です。

瑕疵が無くなれば、市場価格の相場での売却が可能です。

物理的瑕疵は、瑕疵部分を補修してから売却しましょう。

さらに、補修後にホームインスペクションをおこない、建物の現状を第三者に評価してもらうことで、より信頼を得やすくなります。

心理的瑕疵の場合は、特殊清掃業者に依頼してプロの手による清掃を実施することで、購入希望者の瑕疵の捉え方が変わるでしょう。

また、事故や事件が発生した直後はより心理的抵抗を感じますが、売却まで期間をあけることで嫌悪感を感じにくくなります。

瑕疵をすべて解消することはできませんが、できるだけ瑕疵を感じさせない工夫をしましょう。

瑕疵の解消は、事前に費用が必要なこと、場合によっては費用が高額になることに注意しましょう。

●瑕疵物件を高く売却する方法②解体して更地にする

物件を解体し更地にして売却することで、瑕疵の種類によっては売却価格を下げている原因が消滅します。

物理的瑕疵は建物の性質の不具合なので、解体すると瑕疵はなくなります。

心理的瑕疵は、解体してもその土地で起こった歴史的背景はなくならないので告知義務は変わらずにありますが、買主の心理的負担は軽減するでしょう。

また更地にすることで、会社や事務所、駐車場など、心理的瑕疵や環境的瑕疵がさほど気にならない用途を検討している方が購入されるかもしれません。

法的瑕疵に関しては、再建築不可物件ではないか確認しましょう。

現在建っている家が現在の建築基準法に則っていない場合、一度更地にしてしまうと今後家を建てられなくなるため注意が必要です。

また、建物が残っているほうが需要が高い可能性があるので、慎重にご検討ください。

●瑕疵物件を高く売却する方法③買取を依頼する

ご紹介した2つの方法は、売却まで時間と資産にゆとりがある方が該当します。

もしできるだけ早く、費用をかけずに売却したい場合は不動産会社による買取がおすすめです。

瑕疵物件は一般顧客にとっては扱いにくいですが、不動産会社は特殊な家を活用する実績や知識があります。

瑕疵以外の条件が良ければ思わぬ高値で売却できる可能性があるので、相談してみることをおすすめします。

【まとめ】

瑕疵物件は市場価値が下がるため、売却価格が相場以下になります。

「物理的瑕疵」「法的瑕疵」「心理的瑕疵」「環境瑕疵」の種類のなかで、ご自身が所有する物件はどのような特徴があるか把握して、売却方法を検討してみてください。

効果的な対策を実施することで、市場相場と差がない金額で契約が成立する可能性があります。

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