2022/09/26
不動産売却時に火災保険を解約する前に保険で修繕できる箇所をチェック
【不動産売却時に火災保険を解約する前に修繕できる箇所をチェック】
不動産売却を考えていて、まだ火災保険の解約をおこなっていない方は、解約前に修繕すべき箇所はないかチェックしてみましょう。
火災保険は火事の被害にしか使えないと思われる方が多いですが、幅広い補償内容が対象です。
基本的な補償以外にも、オプションを追加している場合もあるので、契約内容を再度確認することがおすすめです。
保険料が受け取れる代表的な災害は以下のとおりです。
・火災、落電、爆発
・水災
・風災
・盗難、盗難による破損、汚損
・偶発的な事故による破損、汚損
近年大規模な災害が頻発しているので、ご自宅が被害を受けた方も少なくないでしょう。
大型台風や地震など自然災害の影響で、外壁や屋根の修繕が必要な場合は火災保険を活用して修繕しましょう。
屋根の損傷による雨漏りや外壁の不具合などは、売却価格の大幅な値引きを伴う可能性があるので、売却前に修繕を済ませておくことが大切です。
「水ぬれ」が保険の対象の場合は、給排水管の損傷で床や壁、家財道具が被害を受けた際に補償対象に該当します。
マンションの場合は、上階から水が漏れて天井や壁に水ぬれの被害が及んだ場合も補償されます。
火災保険が活用できる場合は、解約前にぜひ利用しましょう。
そのままの状態で売却すると修繕箇所が値引き交渉の材料となってしまいますが、被害を受けた箇所を修繕して売却すると好条件で取引できる可能性があります。
修繕に時間はかかりますが、売却期間にゆとりがある場合は事前に修繕することをおすすめします。
火災保険を利用しても残りの保険期間分の返金は受け取ることができるので、ご安心ください。
ただし解約手続きが完了した後では、補償を受けられないので注意しましょう。
不動産売却を検討している段階で、家の修繕箇所を調べておき、修繕するタイミングなど計画的に進めましょう。
【まとめ】
不動産売却時には自ら火災保険の解約をおこなうことで、残存期間分の保険料を返金してもらえます。
引き渡し前に解約するとなんらかの被害を受けたときのリスクが大きいので、解約のタイミングは注意しましょう。
また解約前に修繕箇所がないか確認し、火災保険を最大限に利用することがおすすめです。