2021/06/12
相続した人がやらなければいけない事
相続は人生の中で何度も経験することではありません。多くの人が不慣れな中で、手続きを進めていかなければなりません。葬儀を執り行ったり、死亡届などの諸手続き、初七日や四十九日の法要など、やらなければいけない事が多いため、事前に「何を」「いつまでに」行わなければいけないのかを把握しておくことが重要です。
●相続の手続き流れと項目
●期間
原則として相続開始を知った日から3か月以内
●遺言書の有無を確認する
遺言書の有無がわからない場合は探す必要があります。また、自 筆遺言書の場合は検認が必要となります。遺言書は勝手に開封しないようにしましょう。
●相続人の確定
戸籍などで相続人を確定、確認する必要があります。
●相続財産の把握
通帳や自宅以外の不動産の有無・ネット取引・郵便物等を調べます。電子マネー・ポイント・マイルなども多くの場合、相続の対象となります。相続財産にはプラス以外にマイナスの財産(借金など)も含まれますので、よく確認してください。
●相続の方法を決定
相続には単純承認、限定承認、相続放棄の3種類があり、原則、相続開始を知った日から三か月以内にどの方法で相続するかを決めなければいけません。選択しないで期間が経過した場合は、単純承認したものとみなされますのでご注意ください。
次回は単純承認、限定承認、相続放棄についてお話します。