2021/09/25
中古戸建て購入のメリット・デメリット②
●中古戸建てを購入するデメリット
魅力が多い中古戸建てですが、デメリットについても理解し対策する必要があります。
次はデメリットについて解説していきます。
【中古戸建てを購入するデメリット① 老朽化と維持費】
中古戸建ては、人が以前に使用していたことから多かれ少なかれ老朽化しているというデメリットがあります。
建物そのものや設備の古さは否めません。
ただし、適切にメンテナンスされているかどうかで建物の寿命は大きく変わります。
築年数が経っていても状態が良いものや、反対に築年数が浅くても劣化が進んでいるものもあります。
中古戸建てを内見する際に、これまでの手入れ状況で大きな差がでることを実感するかもしれません。
それほどに、日頃の管理は家に大きな影響を及ぼすもので、積み重ねた年月が長ければ長いほどその差は明確です。
過去の修繕歴や管理状況を参考にして、現状を把握しましょう。
老朽化が進んでいる物件は、修繕やリフォームが必要な場合があるため、予算を頭に入れておくと良いでしょう。
築年数が古いほど修繕費が高くなるため、住宅ローンとは別に長期的にかかる維持管理費が必要です。
「家自体は安く購入できたけど、維持費や修繕に結局お金がかかった」ということにならないように、どの程度メンテナンスに費用がかかるか見据えましょう。
【中古戸建てを購入するデメリット② リフォームの制限】
昔の建築基準法で建てられた物件は、リフォームする際に活用できる土地の面積が法制限によって狭くなる場合があります。
また、建物の強度や構造の問題でリフォームが希望どおりにできない場合もあります。
吹き抜けや窓を大きくとるなど構造に影響がでるリノベーションを希望の方は、事前に「リフォームは可能か」「どのような内容ができるか」を確認しておくと、プランが立てやすく安心です。
【中古戸建てを購入するデメリット③ 住宅ローンの審査が厳しい】
家は大きな買い物なので、多くの人が住宅ローンを利用するでしょう。
中古戸建ても住宅ローンを組むことができますが、担保としての評価価値が下がり、審査が通らないケースや、借入可能金額が低くなる可能性があります。
また金融機関によっては、「築年数30年以内まで」と申し込み制限を設定している場合があるので、事前に住宅ローンを利用できるか支払い方法を確認しましょう。
対策としては、頭金が多めにあると安心です。
●次回は中古戸建て購入時に注意するポイントについてお話しします。